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楠本未来

学会に行ってきました。


関東にお住まいの皆様、台風は大丈夫でしたでしょうか。激動の2日間を乗り越え、今日無事に朝を迎えました。笑) 日曜日、台風の最中に、日帰りで東京に行っておりました。千葉県にある聖徳大学で開催された学会に参加しました。 森松慶子さんにお誘い頂き入会した、電子キーボード学会。その上初めての参加で、共同ポスターセッションをとお話を頂きました。

自分にはまだ無理だと思ったものの、無理じゃない考えが浮かぶかもと思い、一旦「考えさせてください。」とお返事しました。そして、「歌う事、レッスンを通して、普段から感じてる事、考えてる事なのだから、常に勉強準備しているようなもの。」と慶子さんの決め台詞に励まされ、最初の一歩を踏み出すことが出来ました。

そしたら生徒たちが「一緒に行ってはダメですか?」と言うので、慶子さん(親)を筆頭とする子連れ、孫連れで、東京まで行くことに。この時点で珍道中決定!

慶子さんと私の発表した今回のテーマは、「電子オルガンの持続音を活かした声楽レッスン」私の生徒4人を慶子さんのエレクトーン伴奏でレッスンを行い、研究報告をしました。アイデアを持った当初想像したよりも、遥かに大きい成果を感じられました。その詳しい内容は、また後日に。

普段はお知り合いになれない方々との出会い、新しい発見が沢山あり、とても実り多い1日になりました。 歌は一番原始的な楽器?音楽、電子オルガンは最先端。一見相反しているように思えますが、共存していく未来像が見えてきたような気がします。

お話の中で、電子オルガンは完全な楽器を目指して作られ、世界中どこにいても同じ音楽が聴ける環境が持てる。 果たして「完全」とは何であるか。それは人それぞれの形や解釈があって良いんだ。少なくとも、私が今まで感じていた完全の形とは違う切り口で、私は異文化交流の場に来た気分でした。慶子さんの国に行ってみて、自分の国で当たり前の事だと思っていた考え方、感覚、常識を外から見てみる。この感覚、なんだか懐かしいなと思いました。

電子オルガンの歴史、これから目指す社会における役割等、お話をホールで聞いた後、慶子さんに、「未来ちゃん、全然寝なかったねーすごい!」と褒められる。ハードル低くて有り難い!(笑)何しろ、その日朝4時半起きだったので。 「生徒の隣で寝れないセンセイと、センセイの隣で寝れない生徒たちとの牽制です!」という冗談はさておき、私は本当に興味を持って楽しくお勉強していたのです。

そして、ポスターセッション!「これってどういう風に皆さんと話したらいいのか?」て戸惑うこと数分。 私は、普段舞台が用意されていて、その時間は、空間とお客様を占有できるという状況に身を置いている事を客観視。 これが、ゼミの先生の言ってはった事だったのか。と気づきつつ、慶子さんの所にいくも忙しそうで、自分で何とかしろ!という雰囲気。汗)

こうなったら隣にポスターを出してらっしゃるベテラン先生の行動を見様見真似で、立ち止まって下さった方に資料をお渡ししつつ会話してたら、 とても楽しいコミュニケーションの場になりました。

皆さんお優しくて、内容にとても共感してくださり、ご質問頂きました。これから頑張っていく為の自信を少し持つことが出来ました。東京まで行ってきて良かったです。

実りある学会の間、台風の脅威は、時限爆弾のように迫っており、計画運休で19時東京発の最終新幹線に乗らないといけなかった為、懇親会は断念。。

生徒一人だけ高速バスを予約しており、キャンセルになるか分かるのは最終新幹線が発車したあと。 大型台風が直撃する東京に一人置き去りにして帰れるわけがないので、「今ある4枚の新幹線のチケットで、5人が明日までに無事に帰るためには?」の難題に必死で挑む在来線の中。。最後に名案が!

この期に及んでバスで帰りたくて拗ねてる子、感動して泣いている子、悔しがっている慶子さんと安堵感に浸る私。このメンバーで一緒に動くと、一々ドラマチックすぎる。(笑)忘れてはいけない。ここは電車の中!

何とか無事に全員がその日に帰還。約束を守れなかったら本当にどうしよう…と焦りまくりましたが、私は次の日1日無事に京都で合唱指導をする事が出来ました。

お世話になった皆様方、ありがとうございました。


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