龍神村伝説 オペラ「恋小袖の瀧」

July 13, 2019

杉山みかん脚本、石若雅弥作曲、龍神村伝説オペラ「恋小袖の瀧」in 和歌山県田辺市紀南文化会館、終演いたしました。1300人の大ホール。有り難いことに、開場前から長蛇の列のお客様!平維盛の里の妻、お万役を務めさせて頂きました。
登場のアリア、幕が開くと満席のお客様!舞台で演じていて、心からの幸せと、お客様の温かさを感じました。

私の地元田辺は、弁慶推しの街なのですが、この地で平家側にスポットが当たったオペラが上演出来たことは、とても意義深いと思いました。私は、言葉と音楽が美しく織りなす日本語のオペラ、そして「お万」という役が、お稽古が進んでいくに連れて、どんどん好きになりました。小さな山里の村で、生きている人々。毎日の生活を懸命に生きている姿を想像すると、人間の美しさを感じます。日本語のオペラがもっともっと世の中に広がっていくといいなと思います。それは私たち日本人の身体、心の中にある遺伝子レベルに流れている故郷のようなものだから。

 

私は、西洋かぶれの人間ですが、自分の故郷の歴史を学び、また演じることは、とても貴重な経験となりました。

戦後、日本の西洋化が進み、個人主義が尊ばれる世の中になりつつあります。他人と深く関わることは、傷つけあうリスクも伴います。でもなんの問題(ドラマ)も起こらないので、絆、愛情も生まれません。将来、AIと生活して傷つくこともないけど、温かさを感じることもない世の中になっていくのが怖いと思います。

 

生まれ育った環境、受けた教育、国籍の違い。

渡独して私が初めに感じたことは、「自分の常識は、この国の非常識」と思ってちょうどいい。

自分だけが傷ついたと被害者意識を持つことは、案に相手に罪の意識を植え付けること。私が勝手に傷つくことはあっても、それは他の誰かのせいじゃない。表現の仕方が同じ人としか分かり合えないなんて、寂しい。時間と心をコミュニケーションに費やすことは無駄なことじゃない。

生産性ばかりを優先する、最後はお金で解決しようとする現代人。昔の人の人間の本質に沿った生き方。

歌を歌うことは、本能的な営み。それがこんなに好きな私の脳は古代人なのかもしれません。笑

 

幼少期、8年間お世話になった日本舞踊の先生が、不自由な身体であるにも関わらず、私の舞台を初めて観に来てくださったことが本当に嬉しかったです。次の日お礼のお電話すると、オペラグラスで未来ちゃんを観たよ。と。

先生、どうか、いつまでもお元気でいてください。また先生とあの紅茶が飲みたいです。

 

会場にご来場くださいましたお客様、素敵な共演者の皆様、誠心誠意歌って下さった地元男性合唱団の皆様、舞台を盛り上げてくれた児童合唱団のみなさん、そしてご支援くださった地元の多くの皆様方、本当にありがとうございました。

 

楠本未来

 

 

 

 

 

 

 

 

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